算命学の中で最も有名な技法の天中殺には、宿命にすでにもっている天中殺があります。
今回はその中から、陽占にある陽占天中殺について解説します。
宿命天中殺は後天運に回ってくる天中殺とは違い、上手に生かせばプラスに変わりますので、正しい知識を身に着けて活用していきましょう。
牽牛星中殺のキーワード：改革思考をもつ
牽牛星は社会性をもち和を大切にしながら、体制側の生き方を選びやすい星です。
しかし、牽牛星天中殺になってしまうと、その社会性に乱れが生じ、改革心が芽生えるようになります。
そのおかげで、行き詰った状況を打開して値千金の大活躍も期待できるでしょう。
ただし、反発的な態度にも繋がり、批判精神も強まるため、和をかき乱す危険性もあります。
どちらも良くしたい一心で行っている行動ではあり、本人には悪気がない場合が多いです。
牽牛星中殺のキーワード：突然家庭に嫌気がさす
責任感の強い牽牛星は、与えられた役目を果たすために一生懸命頑張る人です。
結婚して家庭を持つと、家庭を守ろうとする責任感が強くなり、良い夫、良い妻になっていくことが期待できます。
しかし、天中殺の影響を受けてしまうと、家庭の平和が保たれている状況に突然嫌気がさしてしまい、家庭人としての顔を放棄したくなる危険性があります。
この嫌気がさす状態はいつまでも続いてしまうものではなく、一時の気の迷いのようなものではあるので、その感情に突き動かされず受け流していけば、さほど問題はありません。
牽牛星中殺のキーワード：女性は結婚問題に注意
牽牛星を人物に当てはめると「夫」にあたります。
そのため、牽牛星中殺では夫が中殺されているかのような状態になってしまい、女性が牽牛星中殺を持っている場合のみ、夫が不安定になる恐れがあります。
結婚してみたら、パートナーが思っていたタイプとは違っていたり、愛情が段々と落ち着いてしまい、気持ちがさめてしまったり、愛情面で揺らぐ恐れがあります。
それ以外にも、夫の仕事面での不安定さが出る場合もあります。
転職を繰り返したり、転勤が多くなったり、仕事が安定せず落ち着かない可能性があります。
できるだけ夫に理想を持たず、寛大な気持ちをもって受け止めてあげると良いでしょう。
しかし、牽牛星中殺をもつと、不思議と夫に対して過剰な期待を向けてしまうことがあります。
そうなると、なかなかその期待通りにはいかないため、どうしても不満がでてきてしまい、二人の間に亀裂が入ることも考えられます。
牽牛星中殺の有名人：剛力彩芽（女優）
女優の剛力彩芽さんが牽牛星中殺をもっています。
剛力彩芽：1992年8月27日
剛力彩芽さんは、二つの牽牛星中殺をもっています。
実業家の前澤友作さんとお付き合いをしていることがスクープされ、ワイドショーでも話題に上りました。
真面目な性質はもつものの、普通の相手よりは特殊な相手の方が上手くいきやすいといえるため、その点では前澤さんは良いかもしれません。
その代わり、本人が望むような平和な安定した恋にはなりにくく、どうしても不安定さがつきまといます。
その時に「もう嫌だ」と思うのか、「頑張ろう」と思えるのかで恋の行方は変わっていきそうです。
