一般にはあまり知られていませんが、天中殺現象は宿命にも表れます。
ただし、その場合は通常の天中殺のように、単純に「運勢が乱れる」と考えることができず、条件によって変わってきます。
今回は陽占天中殺の鳳閣星中殺について詳しく解説します。
鳳閣星中殺のキーワード:せっかちになる
鳳閣星は、本来のんびりマイペースに過ごすのが特徴です。
しかし、中殺されてしまうと、持ち味ののんびり生きる性質が失われ、せっかちになる恐れがあります。
そのせっかちを生み出す元凶になっているのが、「焦り」や「不安」であるため、精神的に疲れてしまうこともあるでしょう。
心に動揺が生じるような出来事が起きた時は、心のバランスに特に注意しましょう。
鳳閣星中殺のキーワード:働き者になる
本来、鳳閣星は「のんびり楽しく」が根本にあるため、仕事人間になりにくく、怠け者になることがあっても働き者にはなりにくい星です。
しかし、中殺されることによって、前述にもあった「せっかちになる」からもわかるように、せわしない気質が強まることになります。
さらに、本来は仕事とプライベートをバランスよく両立できますが、中殺によってバランスを失い、偏ってしまいがちです。
それらの「せっかちさ」と「偏り」の影響を受けて、仕事中心の働き者になることがあるでしょう。
そのおかげで、周りからは評価されるものの、どうしても精神的には疲弊して不安定になる恐れがあります。
鳳閣星中殺のキーワード:子供や目下との縁が薄まる
鳳閣星は「子供」を表す星です。
その星が中殺されると、子供や目下との縁が薄まる恐れがあります。
子供ができないのではなく、子供が早くから親元を離れて、自立の道を歩みやすくなります。
子供ができても過保護にならず、自立心をうながすような育て方が良いでしょう。
または、部下や後輩など目下との関係性を持つ機会が少なかったり、苦手としたり、目下の人を頼って人生が切り開かれていくことは少なくなります。
鳳閣星中殺の有名人:名倉潤さん(お笑い芸人)
お笑いトリオのネプチューンの名倉潤さんです。
名倉潤:1970年11月18日
鳳閣星は表現能力が高く、名倉さんのように「話す仕事」はまさに天職です。
ただし、鳳閣星が中殺されているため、どうしても慌ただしい雰囲気を漂わせ、仕事も手を抜くことなく一生懸命頑張ります。
そのため、どうしても本来の鳳覚星がもつ癒しの雰囲気は薄まるのはしょうがないでしょう。
鋭くツッコミを入れていく役割としては、鳳閣星中殺は適しているといえそうです。