算命学の陽占が偏ると特殊な運勢が宿り、その状態を「八相局」と呼びます。
八相局には5つの種類があり、どれであってもスケールの大きな運勢をもち、普通の生き方では才能を発揮することはできません。
今回は八相局の中の「印局」を紹介します。
印局の条件:龍高星と玉堂星のみの命式
陽占の星が、龍高星と玉堂星しかない命式を「印局」と呼びます。
龍高星と玉堂星は「知性の星」と呼ばれるため、印局は知性のかたまりとも見ることができ、知能指数はとても高くなります。
それが、「考え過ぎる」状態を作り出すこともあり、自分自身の進むべき方向がわからなくなってしまって、人生に迷い悩む場合もあります。
また、知性の深まりが熟考する性質を生み出し、秘密主義になってしまうこともあるでしょう。
それが、周りからはつかみにくい謎の多い人物に映ってしまうため、近づきにくさを感じさせる人もいれば、ミステリアス的な魅力をまとう人もいます。
実際、占いの鑑定でも、印局の人はリアクションが弱めの人が多いです。
印局のもう一つの大きな特徴として、「斬新なアイデア」を考え出す能力にも優れています。
それが、新し時代を築く開拓者的な役割を果たすこともあるでしょう。
人とは違う独自の道を進んでいければ、印局の持ち前のアイデア力を発揮することができるはずです。
印局の有名人:斎藤工さん
例題として、印局の有名人を紹介します。
斎藤工:1981年8月22日
龍高星・玉堂星が4つで、ひとつだけ禄存星という別の星になります。
この命式を「準印局」と呼び、この場合もほぼ印局と変わらないと、判断してもらって構いません。
斎藤工さんは、印局の命式をもつことからもわかるように、かなり個性豊かな性質をもち、オリジナルティある人生を歩むことができる人です。
少しひねくれた気質ももつため、あえて人とは違う道を進み、それが独自の考えや表現力を高めることにも繋がります。
また、印局は知的好奇心も強くなるため、様々なことにチャレンジしたくもなるでしょう。
そういう点では、斎藤工さんはモデルに俳優に映画監督など、色々な分野で活躍しています。
これらのマルチ活動は、運勢的にはとても合っているといえ、一つに絞るより、これからも複数の世界を股にかけている方が良いでしょう。
印局は陰気な雰囲気を醸し出す星でもありますが、斎藤工さんの場合は、その「暗さ」が色気や魅力となっているようにも思えます。
印局の人は、常識に捉われず「考える」ことが必要不可欠で、それが成長を与え、運勢を高めていくことにも繋がります。
そのためには、様々なことに興味をもち、「学ぶ意欲」を忘れないことです。
それができると、印局として輝き続けることができる星です。