算命学の60種類ある干支の中に、異常干支と呼ばれる特殊な干支の組み合わせが13種類あります。
それぞれの異常干支によって、特徴は変わってきますが、どの異常干支であっても常識の枠に収まらない特殊な才能を秘めています。
異常干支の才能を発揮できれば、普通以上になれる可能性をもっているといえるでしょう。
異常干支の特徴
異常干支と聞くと、つい「異常な人でまともに生きられないのでは?」と思われがちですが、言葉のもつイメージほど異常ではありません。
異常干支=異常と誤解を受けないためにも、異常干支の正しい意味を理解することは大切です。
特徴を説明する前に、自分自身が異常干支に当てはまっているのかチェックしましょう。
異常干支
甲戌・乙亥・辛巳・壬午・丙戌・戊戌・丁亥・戊子・癸巳・己亥・庚子・辛亥・丁巳
このいずれかの干支を宿命にもっていれば、異常干支の運勢に属します。
ただし、「宿命のどこにあるのか?」によって、異常干支の影響は変わっていきます。
異常干支が日の干支にあれば50%、月や年なら25%の異常性を持つ運勢になります。
もし全て異常干支であれば、100%になるため、特殊性は強烈になります。
しかし、年の干支だけであれば25%しかないため、異常性はほとんど感じられません。
50%に満たない場合は、異常性はほぼ現れないと考えてもらって構いません。
通常は、「日の干支に異常干支があるか?」だけをチェックしておけば問題ないでしょう。
異常干支は、特殊な才能を手にして、独自の道を歩むことで成功を手にしやすい特徴があります。
一般世界で考えれば、個性的に見えたり、専門的才能を有していたりするパターンが多いでしょう。
異常干支の割合が多くなれば(全柱異常干支など)、集団から浮いて変わり者扱いされる場合もあります。
それから、見えない世界を感じ取る能力をもち、霊感や第六感が備わる可能性もあるでしょう。
気をつけてほしいのは、異常干支=霊感ではありません。
異常干支があっても、霊感を全く感じない人もいます。
しかし、「感じ取る力」はあるため、感性や感受性は普通の人以上です。
暗合異常干支と通常異常干支
13種類ある異常干支は、暗合異常干支と通常異常干支に分けることができます。
実はこの違いがポイントで、異常性の度合いが大きく変わります。
通常異常干支
甲戌・乙亥・戊戌・庚子・辛亥・丁巳
この6つの干支が通常異常干支になります。
通常異常干支は、異常性は弱く、異常干支らしさは発揮されないこともあるでしょう。
暗合異常干支
辛巳・壬午・丙戌・丁亥・戊子・癸巳・己亥
この7つの干支が暗合異常干支になります。
暗合異常干支は、異常性が強まり、異常性は発揮されやすいでしょう。
霊感に関しても、この暗合異常干支の場合に備わりやすく、霊感がなかったとしても第六感のような閃きによって、人生が好転する可能性をもっています。
異常干支13種類のそれぞれの特徴
13種類ある異常干支は、特殊な才能や霊感など、共通する特徴はるもののそれぞれの干支によって特徴が違ってきます。
◆甲戌・乙亥
日座天中殺とも呼ばれ、家庭生活での異常が現れやすい特徴があります。
普通の結婚では上手くいきにくく、家庭の状態がいびつである方が家庭は安定していきます。
(子供がいない、仕事が忙しい、単身赴任などで別居のような状態など)
◆辛巳
経済的に安定した家庭で育つと異常は出にくく、経済的に恵まれない家庭で育つと異常性は出やすくなります。
女性は夫をさけずみ家庭問題に発展しやすいので注意。
◆壬午
独身のように孤独な環境にいる人ほど異常性が出やすくなります。
特に精神面に強い異常性が現れやすい特徴があります。
◆丙戌・戊戌
高い教養や高学歴になればなるほど異常性が現れやすく、常識から逸脱していきます。
◆丁亥
感性が研ぎ澄まされ、先見の明をもち、霊感が備わりやすい干支です。
女性は夫と精神面で理解し合うのが難しくなります。
◆戊子
気まぐれで継続性が弱く、変化に富んだ人生になりやすい特徴をもちます。
平均的な家庭であればあるほど、その傾向は強くなります。
◆癸巳
結婚すると異常性が現れます。
異常性を持つ配偶者を選ぶ場合もあれば、結婚後に配偶者に異常性が現れる場合もあります。
◆己亥
肉体に異常性が現れやすくなります。異常に体が柔らかいなど。
女性は嫁ぎ先での衝突に注意が必要です。
◆庚子
過保護に育てられると異常性が増し、健康面での問題も出やすくなります。
親元から離れて自由奔放に育つと、異常性は弱まります。
◆辛亥
肉体の異常性が現れやすく、ケガに注意が必要です。
手術も傷跡が残るなどの失敗に注意しましょう。
◆丁巳
異常性は弱く、豊かに育つと異常性が出やすくなります。
経済的に恵まれやすいが、一代限り。