算命学の干支は六十花甲子と呼ばれ60種類あります。
60種類の干支はそれぞれ様々な個性をもち、それが性質や運勢にも大きく影響する場合があります。
今回は干支の中で最も強いといわれる庚申を紹介します。
庚申の特徴
天干の庚は五行でいえば金性です。
地支の申も同じく五行になおすと金性にあたります。
つまり、庚申は金性の上に金性が乗り、干支全てが金性の塊になっています。
金性は攻撃本能を司る五行のため、庚申は闘争的気質が強まる特徴をもっています。
そのことから庚申は荒神様とも呼ばれ、外敵の侵入を防ぐ役割をもつとされております。
特に庚申を日柱に持っている人は、「庚申らしさ」が見える瞬間があるはずです。
例えば、陽占はとても柔和で優しい雰囲気の星が並んでいる人でも、日柱に庚申を持っていれば攻撃本能を隠し持ち、仲良くなっていくにつれて庚申の闘争的な一面が見えてくることになります。
実際、知り合いの女性に陽占が柔和の星に囲まれ日柱に庚申を持っている人がいるのですが、第一印象はとても良いイメージをもたれます。
そのおかげで、男性からも好かれて恋愛に発展するのですが、付き合っていくうちに秘められていた庚申の攻撃的な一面に気付いてしまい、相手が逃げるように離れていくため悩んでいました。
気を付けてほしいのは庚申をもっているからといって、恋愛が上手くいかないわけではありません。
知り合いの女性のように、予想外のギャップがマイナスに転じただけで、庚申があることで頼りがいのある人物になれたり頑張り屋になったり、持ち前の強さが周りに安心感を与えます。
仕事の面では負けん気が現れ、競り合った時の強さは人一倍です。
庚申は「攻撃本能」をどのように使って生かしていくかで、人生の彩が大きく変わっていきます。
庚申をもつ福原愛さん
日柱に庚申をもつのが元卓球選手の福原愛さんです。
福原愛:1988年11月1日
福原愛さんはスポーツ選手とは思えないぐらい、とても可愛らしい笑顔を浮かべて、庚申のイメージは湧きませんでした。
しかし、スポーツの世界であれば、この庚申がプラスに働くのは間違いなく、強い負けん気と競り合いの強さがあったからこそオリンピックでもメダルが取れたのだと思います。
また、庚申の強さをスポーツの世界で消化している間は攻撃本能を使い切っているので、エネルギーのバランスが良くなり、普段は穏やかにいられるようにもなるはずです。
では卓球を辞めた後はどうでしょう。
どうしても庚申の強さは持て余してしまい、何かせずにはいられない衝動に駆られたり、どんどん不満が溜まってきて爆発したり、庚申の強さがマイナスに働いてしまう恐れがあります。
特に福原愛さんの場合、卓球選手を引退後、すぐに結婚して子供ができて家庭に入ったので、一段と庚申のエネルギーを持て余して爆発しやすい状態になってしまいます。
福原愛さんの運勢を見ていると、いくつか離婚の原因となるものはありますが、その一つに庚申の生かし方の影響も大きく、もし福原愛さんが家庭以外に打ち込むものがあれば、今とはまた違う結果になっていたかもしれません。
算命学は宿命の星をどのように使っていくかが大事で、結婚においてもぞれぞれの宿命にあった結婚の形があります。
常識に捉われず自分の宿命にあった人生を歩みましょう。