算命学には、特殊な運勢をもつ宿命がいくつかあります。
命式や人体星図がその形になると普通とは違う生き方が必要になり、上手くいけば大きな成功をつかめます。
特殊な運勢を持っている人は少ないですが、もし持っている場合は人と比べず自分らしい生き方を目指しましょう。
完全格の運勢
特殊な運勢をもつ宿命の中でも代表的なのが完全格です。
完全格には、いくつか種類はありますがどれも偏りのある宿命で、一見するとバランスが悪く欠けているように感じるかもしません。
しかし、その偏りが特殊な運勢を生み出し、秀でた才能を生み出します。
そのため、完全格を持っている人は偏った特殊な生き方が必要なり、独自路線を突き進めるかが重要なポイントになります。
では実際に完全格を生かして成功している人を例題に占ってみたいと思います。
金性一気格の完全格をもつ小泉純一郎
完全格の金性一気格をもつのが、元総理大臣で郵政民営化や北朝鮮の拉致問題に取り組んだ小泉純一郎さんです。
小泉純一郎:1942年1月8日
小泉さんは命式の全ての干支が金性になります。
全てのエネルギーが金性に偏れば、どうしても他の五行のエネルギーが欠けてしまい、個性は強烈になります。
金性一気格の個性は攻撃本能です。
攻撃本能は、闘争心や競争心、さらには行動力や大胆な決断力など、とても優れた前進力をもちます。
例えば、金性一気格の人の前に普通の人が諦めるような大きな壁が立ちはたがる状況がやってきたら、諦めるどころか逆に活力が湧いてきて「絶対にこの壁を乗り越えてやる」とより強い気持ちで挑んでいくはずです。
逃げることよりも攻めることを選び、常に前進あるのみで立ち向かっていきます。
このような状況が与えられた金性一気格であれば、完全格のもつ特殊な運勢が輝き、大いに才能を発揮できます。
それは、一言でいえばチャレンジの人生です。
金性一気格の人であれば、いくつになっても挑む気持ちを忘れず、高い目標や夢をもって人生を突き進むと良いでしょう。
小泉純一郎さんを見ると、まさに金性一気格を発揮した人生だったように思います。
総理大臣時代に掲げた「自民党をぶっ壊す」のスローガンを筆頭に郵政民営化、北朝鮮拉致被害者の解放、さらには周辺の国々に配慮して総理大臣が長年行ってこなかった靖国神社参拝も実行しています。
言動も行動もその根本にあるのは攻撃本能で、常に闘争の火を燃やし続けていたのではないでしょうか。
ちなみに、プライベートも激しく、結婚生活は長くは続かず離婚して子供3人はお姉さんに面倒見てもらいながら、小泉さん自身は政治活動に邁進しました。
さらに小泉さんの場合、大半会三合会局と呼ばれるとてつもなくスケールの大きい運勢も併せ持っているため、どうしても周りの人が理解できるような思考にはならず、常識を当てはめること自体がナンセンスです。
周りの仲間から「変人」と呼ばれていたのも頷けます。
金性一気格のような完全格の運勢は、上手くいかず悶々とした人生を歩む人も決して少なくはありません。
鑑定では生かせずにもがいている人を何度も見てきました。
その中で小泉さんの生き方は、金性一気格の運勢を生かすヒントが隠されています。
真似する必要はありませんが、小泉さんの生き様の根底にある「闘争」や「挑戦」は取り入れてみると良いでしょう。
攻撃的な姿勢こそが金性一気格の最大の持ち味です。