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刑(位相法)、人間関係のトラブルに注意の運勢

運勢を見る技法の一つ、位相法についてです。

今回は位相法の分類では、散法にあたる「刑」についてです。

刑は11種類あるので、覚えるのが大変で見逃しやすくはありますが、普段から人間関係に問題が出やすい人は、よくチェックしておきましょう。

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刑の種類

位相法は算命学の陰占の中の地支と呼ばれる、十二支の組み合わせによって判断します。

刑が成立する十二支の組み合わせは11種類です。

寅ー申

巳ー寅

巳ー申

子―卯

丑ー未

未―戌

丑ー戌

辰ー辰

午ー午

酉ー酉

亥ー亥

例えば、下記の命式には刑があります。

申ー巳の刑が成立します。

位相法の中でも刑だけは特別で、刑の中でさらに4種類に分けることができます。

・生貴刑

巳ー寅・巳ー申・寅ー申

・旺気刑

子ー卯

・庫気刑

丑ー未・丑ー戌・未―戌

・自刑

辰ー辰・午ー午・酉ー酉・亥ー亥

刑の種類によって多少意味は変わってきます。

それぞれの刑の違いがわかれば、より詳細に運勢を判断できるようになります。

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刑の運勢

刑の種類によって運勢の意味合いが多少変わるものの、どの刑にも共通した運勢の影響があります。

その中でも最も注意しなければいけないのが、「人間関係のトラブル」です。

刑は言葉がきつくなりやすく、それが原因で人と揉め事を起こす恐れがあります。

また、陰口をたたくことも増え、信頼を失う危険性もあるでしょう。

それ以外にも、「二面性」が表れ、内と外で違うを顔を見せ、それが葛藤に繋がっていくこともあります。

さらに、同時に二つの仕事や二つの物事と関りができやすくなるのも、刑の特徴の一つです。

続いて、それぞれの刑の運勢について解説していきます。

刑の違いによって、どのような相手とトラブルを起こしやすいかが見えてきます。

・生貴刑の運勢

年下や後輩など、目下の人とのトラブルに注意が必要です。

それから、物事のスタートでつまずきやすくもなるため、最初は慎重さをもって確実に進めていくと良いでしょう。

・旺気刑の運勢

友人や同僚との間にトラブルが起きやすくなります。

それから、カッとなりやすく、特に仕事場でトラブルには注意が必要です。

・庫気刑の運勢

親や先輩など、目上の人とのトラブルに注意が必要です。

それから、物事の終わりで問題が起きやすく、まとめることが苦手になります。

・自刑の運勢

配偶者との間に問題が起きやすくなります。

また、自分の中で迷いやすくもなるため、葛藤を起こして思い悩むこともあります。

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刑の後天運

宿命に刑を持っていない人も、後天運では必ず刑が回ってくる時期があります。

後天運で回ってくる場合も、刑のもつ「人間関係でのトラブルに注意」は変わりません。

ただし、宿命の日・月・年のどの柱に回ってくるかによって多少意味が変わるので、それをチェックして、より詳細に理解しておくと事前に対処することもできるでしょう。

年の柱の刑

上記の命式を使って説明します。

年は「壬子」です。

子は卯が回ってくると旺気刑が成立します。

旺気刑の運勢の意味にプラスして、スタートでつまづきやすくなり、軌道に乗るまでに時間がかかります。

何かを始める時は、諦めずにしぶとく頑張っていくことが必要です。

月の柱の刑

月は「甲辰」です。

辰は同じく辰が回ってきた時に自刑が成立します。

自刑の運勢の意味にプラスして、仕事の人間関係でのトラブルや今の自分に不安を覚え、今やっていることに迷いが生じる恐れがあります。

迷いつつも自分を信じて突き進んでいく強さが必要です。

日の柱の刑

日は「己巳」です。

巳は申or寅が回ってきた時に勢気刑が成立します。

生貴刑の意味にプラスして、恋人や配偶者との口喧嘩に注意が必要です。

さらには、結果に対して非難を受けることもあります。

周りの声を気にし始めると危険です。

できるだけ、余計な声はシャットアウトすることを心がけると良いでしょう。

まとめ

刑は人間関係とのトラブルのように、注意しなければいけない運勢ではあります。

しかし、二つのことを同時にこなせる運勢もそなわるので、そこを生かせられれば多才性として、可能性は大きく広がっていきます。

二つの組織や二つの仕事など、複数の視野をもつことを意識してみてください。

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