生月天中殺は、宿命の月干支が天中殺の影響を受けている命式になります。
月干支を中殺するため、家系との関係において問題が起きやすくなり、そこが運勢のポイントになります。
さらに社会に上手く溶け込めないこともあり、その結果、自立していく場合もあります。
特殊な運勢をもつため、人とは違う生き方を心がけてみましょう。まずは親元を離れて自立することがポイントになります。
「生月天中殺の特徴」を動画で解説
YouTubeでも生月天中殺について詳しく解説しています。こちらの記事と合わせて動画をご覧いただけるとより理解が深まるのでおすすめです。
生月天中殺の基本情報
宿命に天中殺がある状態を宿命天中殺といい、その中でも月支が天中殺の影響を受けて、中殺されている命式を生月天中殺と呼びます。
具体的な宿命を参考に詳しく説明していきたいと思います。
ある人物の命式になります。

この方は月支の十二支と天中殺の十二支が重なるため、生月天中殺に該当します。

このように、自分自身の天中殺の十二支と月支の十二支が同じ場合を生月天中殺と呼びます。
これにより、月支が天中殺状態にあると考えることができるため、月干支に天中殺現象が起きるようになり、普通とは違う特殊な運勢が宿ります。
生月天中殺の特徴
生月天中殺は月干支に天中殺があるため、月干支が中殺されていると考えることができ、月干支が不完全で不自然な状態になります。
それにより、月干支がもつ「家系」や「社会」という意味を中殺して、家系や社会に頼れない運勢になります。
その影響で家系からはみ出て自立の道を歩むことになったり、社会に溶け込めず独自路線を突き進むことになったりする可能性があります。
その代わり、人とは違う特殊な運勢を手にして、大きく飛躍していくこともあるでしょう。
家系からはみ出る
月干支には「家系」という意味があります。
その場所が中殺されてしまうと、宿命としては家系が壊されているのと同じで、新たな家系を築く運勢となります。
すなわち、生まれてきた家系には入ることができず、出ていかなければいけない運勢となっていきます。
実際に、家系と疎遠になる人もいれば、家系の雰囲気に馴染めないと感じる人もいます。
とにかく、家系(親)とは離れる必要がある宿命を持っているので、家業を継ぐことは向かず、もし跡継ぎにでもなってしまうと、運勢の波乱を引き寄せる恐れがあります。
自ら家系とは距離を置いて、自立の道を進んでいくことが大切です。
社会からはみ出る
月干支にはもう一つ、「社会」という意味もあります。
家系の時と同じように、社会も中殺されていることになるため、どうしても社会からはみ出す運勢になりやすいでしょう。
それは、社会に迎合できず反発心を抱いたり、社会での人間関係で苦労したりすることが考えられます。
さらに、より社会性の強い大きな組織が性に合わず、周りの人と「馴染めない」と感じる人もいます。
社会の中でも、小さな組織や個人業の方が向き、一般的ではない変わった仕事も悪くありません。
現実性よりも精神性の方が強くなるため、できるだけ「やり甲斐」など、精神的充実感を得らえるものを選ぶのが理想です。
生月天中殺の活かし方
生月天中殺はまず家系や親と離れることです。
それにより、生月天中殺の運勢を消化することとなり、社会の中で働くことも可能です。
生月天中殺を持っている人は、家系や親に頼らない生き方が開運するための秘訣となり、それが運勢のスタートになるので、ぜひ自立の道を歩んでみてください。


