算命学の運勢を読み解く技法の一つ位相法。
これを知っておけば、「今年の運勢」の基本は把握することができ、ある程度どのような運勢を歩むのかがわかってきます。
今回は、発展して大きく上昇できる運勢をもつ「半会(はんかい)」について解説します。
半会の種類
半会を説明するためには、まず三合会局の説明が必要になります。
三合会局は、亥ー卯ー未のように決められた3つの十二支の組み合わせによって作られる運勢の完成形です。
この三合会局の3つは揃っていないものの、2つの十二支がある場合を「半会」と呼びます。
具体的には、亥ー卯ー未の三合会局なら、亥ー卯or卯ー未or亥ー未の組み合わせを持っていれば半会になります。
半会の組み合わせは全部で12種類です。
亥ー卯 卯ー未 亥ー未
寅ー午 午ー戌 寅ー戌
巳ー酉 酉ー丑 巳ー丑
申ー子 子ー辰 申ー辰
この組み合わせのどれかを自分自身の生年月日から割り出す命式の中にあれば、半会をもつ運勢となり、大きな発展が期待できます。
下記の命式は十二支に辰と申があるので、半会が成立します。
並び順や十二支の場所は関係ありません。
どこにあってもどのような順番であっても、半会が成立する十二支の組み合わせをもっていれば構いません。
また、自分の宿命に半会がなかったとしても、後天運を利用すれば、どんな人も必ず半会が成立する年がやってきます。
例えば、2018年は「戊戌」の年です。
戌と半会になる十二支の組み合わせは、「寅」or「午」です。
あなたの宿命に寅か午が出てくれば、2018年は半会の年にあたり、運勢としては上り調子の年と判断することができます。
半会の運勢
半会は三合会局のように完成された運勢ではないものの、三合会局的な運勢をもっているとはいえ、発展性はとても強くなります。
三合会局が世界中の人と繋がっていくような運勢だとしたら、半会も同じく異次元融合で世界中の人と繋がっていくことができます。
しかし、その拡大していく規模やスピードは三合会局には及ばず、スケールダウンした状態にあるのが半会です。
でもそれは、一般的に見れば程よい発展となり、行動力や大胆さは強まるものの周りが理解できずついて行けなくなるほどではありません。
雰囲気的には、積極的な人、チャレンジ精神が旺盛な人、勇気がある人、みたいに見えることが多いでしょう。
結果的に前のめりの人生となり、大きな成功をつかむ可能性も十分にあります。
後天運の半会
後天運で半会が回ってくる場合は、1年間だけ半会の人生になります。
その場合は、その年は発展して上昇する可能性が強く、仕事で出世したり大きな成果をあげたり、恋愛では素敵な出会いに恵まれたりなど、「運が良い」と感じることの方が多くなるでしょう。
また、半会が回ってくる年は、せっかく発展して上昇できる運をもっているので、積極敵に生きることが大切です。
つまり、「アクティブな1年」にすると良いでしょう。
動けば動くほど、出会いを広げれば広げるほど、またそういう意識をもてばもつほど、拡大の運勢を味方につけることができ、発展上昇できる1年になる可能性は高くなります。
ぜひ、半会が回ってくる人は積極的に動き回ってみてください。
まとめ
位相法という技法の中で、発展しやすい運勢は支合・三合会局・半会があります。
この3つの発展を比べると、
階段を上るようなじっくり発展するのが支合。
ロケットに乗ってスケール大きく発展するのが三合会局。
エレベーターで一気に上昇して発展するのが半会です。
それぞれ発展の速度や規模が違うので、それに合った形で進んでいくことが大切です。