算命学上、結婚相手にあたるのが干合です。
そのため、干合は縁が深い相手と見ることができ、干合の関係になる相手とは腐れ縁になりやすい傾向にあります。
相性を見る上では欠かすことができない技法の一つ、干合法について詳しく解説します。
干合とは?
干合は、陰占の十干の組み合わせによって成立する技法です。
それぞれの十干に定められたパートナーがいるようなイメージです。
甲ー己
乙ー庚
丙ー辛
丁ー壬
戊ー癸
こちらが干合の組み合わせです。
干合が面白いのは十干が組み合わされると、干合変化と呼ばれる現象が起き、元々の十干の五行の質が変わってしまい、違う五行の質に変化を遂げます。
甲(木)ー己(土) → 土
乙(木)ー庚(金) → 金
丙(火)ー辛(金) → 水
丁(火)ー壬(水) → 木
戊(土)ー癸(水) → 火
こちらが干合変化後の五行です。
ただし、干合変化後の状態は虚気と呼ばれ、元々の質(実気)がなくなるわけではありません。
干合が回ってくる運勢の時期は結婚のチャンス
日干を見て干合が回ってくる年に入ったら、基本的には「結婚のチャンス到来」と思ってもらって構いません。
干合は結婚の組み合わせであるとことから、干合が回ってくる時は、結婚の縁ができると考えられ、結婚を意識できる相手と出会えると判断します。
結婚をしたいと考えている人は、干合の時期を狙って婚活に励むのはおすすめです。
良縁が増えるのはもちろん、自分自身も結婚願望が高まり、結婚を意識するようになるでしょう。
よくあるのは恋人関係が長くて、停滞状態に入ってしまったカップルが、干合の時期に入った途端に結婚に向けて動き始めたみたいなことはよくあります。
恋人との結婚が決まらず悩んでいる人は、せめて相手が干合の時期がくるまでは待ってあげましょう。
前にテレビでくりーむしちゅーの有田さんが結婚報告をしていた時に、結婚相手と出会った時期の話になり、調べてみたらちょうど干合の年でした。
その方との有田さんの相性はわかりませんが、出会った時期から推測すると、まさに運命の人だったのはないでしょうか。
干合が回ってくる運勢の時期は迷う
干合は結婚以外に、干合変化によって思考の変化が起きるため、悩みやすい時期になります。
そのため、色々と不安になって転職を考える場合もあります。
しかし、気持ちが揺れ動いて安定しないため、実際はなかなか決断ができず思うだけで実行に移せず仕舞いで、何もなく終わることの方が多いでしょう。
干合の時期に転職をしたら駄目なわけではありませんが、不安に煽られて焦って転職しないように気をつける必要はあります。
不安を一人で抱え込まず、誰かに相んだしてみるのは良いでしょう。
※結婚も悩みも、日干が干合の時期に入った場合のみです。
干合の相手は縁深い関係
干合の組み合わせは、一体化するような関係と見ることができるため、相性で考えれば赤い糸で結ばれるかのように離れがたい関係になっていきます。
これだけで、必ずしも相性が良いとは言いきれないところはありますが、少なくとも縁のある相手と考えてもらって構いません。
実際に干合同士のカップルは、一度別れても復縁してまた付き合ったり、喧嘩は多いけれどもなぜか別れることなく続いていたりは、よくある話です。
つまり、干合は好き嫌いや合う合わないは関係なく、いつまでも縁が切れずに続いていく相性になります。
それが悪い方に作用すると、DV被害を受けているのに別れず付き合い続けてしまうことにもなりかねません。
干合の相性:内田裕也さんと樹木希林さん
内田裕也さんと樹木希林さんは干合の相性です。
内田裕也:1939年11月17日
樹木希林:1943年1月15日
内田裕也さんの日干は戊、樹木希林さんの日干は癸、見事に干合の関係になっています。
この二人の実際の関係性を見ても、40年別居して、不倫もしていて、それでも別れることなく最後まで夫婦関係をまっとうしました。
まさに深い絆で結ばれて縁のある二人だったように感じます。
それは、好き嫌いの次元を通り越して、もっと深い目に見えない運命的な世界が作用していると考えることができます。
内田裕也さんと樹木希林さんの関係からもわかるように、「相性が良い」という言葉だけでは表すことができず、でも出会うべくして出会っているともいえる関係が干合なのです。