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天剋地冲、破壊現象が起きやすい運勢

運勢の中で最大の破壊力をもつのが「天剋地冲」です。

天も地も壊され、安住の場所がないような運勢です。

でも生かし方次第では、決して悪いばかりの運勢ではありません。

 

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宿命の天剋地冲

算命学、天剋地冲

こちらが宿命に天剋地冲をもつ一例です。

天干が丙(火)と壬(水)で剋し合う関係になっていて、地支も子と午で対冲になり破壊の状態になっています。

要するに、全てにおいて破壊現象になっている干支の関係が天剋地冲です。

全て破壊されていれば、それだけ衝撃度は大きく、どこかで人生が崩れ落ちていく危険性を秘めているといえるため、人生に波乱が起きやすくなります。

しかし、その崩れ落ちていく出来事があった後に、運が開けていく運勢でもあるため、這い上がるエネルギーは凄まじいものがあります。

天剋地冲の人は、離婚や失業など膝をついて人生を嘆きたくなる出来事があった後は、「これから運が好転していく」と思って、奮起する気持ちだけは忘れないようにしましょう。

 

また、性格の面で破壊現象の激しさが出てくることもあります。

内面で激しい葛藤が起きたり、人に対して衝動的な感情をぶつけてしまったりなどには注意しなければいけません。

しかし、それら様々な激しさと向き合って乗り越えていけば、人間性は大きく成長して、達観した人生観をもつ哲学者のような立派な人物になることも考えられます。

 

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後天運の天剋地冲

宿命にない人でも後天運ではどこかで必ず回ってきます。

算命学

 

例えば、このような宿命を持つ人であれば、辛丑・丙寅・甲辰の時期が天剋地冲にあたります。

また、己丑・甲寅・壬辰も同じく天と地で相剋の関係になるので、天剋地冲といえるのですが、宿命側が後天運を剋す側になるため、運勢のダメージとしては小さくなります。

後天運で天剋地冲が回ってきた時も、宿命の時と同じように運勢の破壊現象が起き、仕事を辞めたくなったり恋人と別れたくなったり、様々な問題が起きかねません。

それから、「衝突」にも注意が必要です。

同僚と意見が対立して喧嘩になるみたいなことは起きやすく、それがきっかけで大きな亀裂が入り、離れ離れになる恐れもあります。

天剋地冲が後天運で回ってくる時期は、「動かずできるだけ静かにしている」のが理想です。

 

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天剋地冲の有名人:宇多田ヒカルさん

若くしてミュージシャンとして大成功した宇多田ヒカルさんの命式です。

宇多田ヒカル:1983年1月19日

算命学、宇多田ヒカル

 

丁未と癸丑が天剋地冲の関係になっています。

この場所の天剋地冲は、特にプライベートや夫婦関係に問題がでてきやすく、破壊の危険性を秘めています。

実際、宇多田ヒカルさんは2回離婚をしていて、結婚は運勢通りの結果になっているといえるでしょう。

ただし、天剋地冲はそのような破壊現象が起きることによって運が動き始める運勢です。

離婚が一つのきっかけとなって、運勢自体は上昇していく可能性をもっています。

また、破壊現象を乗り越えて人間性を高めていければ、激しさは内在し、どことなく漂う爆発力がカリスマ性となって、世の中で大きな成功をつかむことがあり得ます。

 

僕自身も天剋地冲の人を何人も見てきましたが、波乱万丈の大変な人生を歩んでいる人も多いのは確かです。

でもそれと同じく、困難が人間性を磨き魅力を手にして、社会の中で活躍している人も結構いました。

天剋地冲は単純に悪い運勢とは決めつけられません。

諦めずに困難を乗り越えてさえいければ、むしろ普通の運勢よりも底力ある生き方ができ、大きく飛び上がれる可能性をもっています。

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