算命学には陽占と陰占が存在します。
陽占では主に性質を見ることができ、陰占では主に運勢を見ることができます。
陽占は10個の主星と12個の従星から成り立ち、主星を十大主星、従星を十二大従星と呼びます。
今回は十大主星の一つ貫索星について、説明していきたいと思います。
貫索星
貫索星は、東洋占術のベースとなる五行でいうところの「木」にあたります。
まずは、貫索星の特徴をキーワードで列挙してみたいと思います。
「個」「守」「忍」「固」「専」
それでは、キーワードを櫃ずつ説明していきましょう。
貫索星のキーワード:「個」
「個」は貫索星の一番の特徴といっても良いかもしれません。
「個」が強く、「個」を大切にして、その結果自立心が強くなります。
「自分のことは自分で」といった気持ちが強く、人に頼ることはほとんどありません。
そのため、甘え下手で不器用なタイプです。
ただし、人に頼らないその精神性がたくましい雰囲気を生み出し、周りからはしっかり者にうつることでしょう。
また、個人主義的な面も強いため、気を付けないと周りから冷たい人と思われることがあります。
貫索星のキーワード:「守」
貫索星の五行「木」には、守備本能という能力が備わっています。
そのため、貫索星も守備能力が高くなり、守ることには優れています。
ただし、その「守る」は「個」の影響を受けて、自分自身や自分に身近なもの中心となるでしょう。
例えば、「家族を守る」「親友を守る」「自分の生活を守る」「自分の仕事を守る」などです。
守る気持ちが強いため、どうしても慎重にはなりやすく、冒険を望まず安定を好む傾向はあります。
貫索星のキーワード:「忍」
どんな困難にも耐え抜ける忍耐力をもっています。
一度決めたことは最後まで諦めることはありません。
ただし、その忍耐力がマイナスに働くこともあります。
よくあるのは、向いていない仕事や待遇の悪い仕事に就いてしまって、辞めたいと思いながらも持ち前の忍耐力で10年以上も働き続けることです。
忍耐力が強い分、変化には弱いため、10年も続けてしまうとその状況を打破するのは簡単ではありません。
自分に合っている環境や仕事で忍耐力を発揮する必要があるので、最初の選択が重要になります。
貫索星のキーワード:「固」
とにかく頑固で真面目です。
自分の考えを簡単には曲げません。
特に一度「これが正しい」と決めたら、頑なにその「正しい」を貫きとおします。
ただし、その頑固さはあまり人前でさらけ出すタイプではないため、一見すると頑固のように感じない人もいます。
貫索星の頑固さは、あくまでも自分の中に秘めるだけで、人に対して主張するものではありません。
また、その頑固さが信念にもなり、自分の信じた道を突き進める「芯がぶれない強さ」ともなってくれます。
貫索星のキーワード:「専」
専門性を深めていく能力に優れています。
何か一つのことをやり続けて、その世界のスペシャリストになり得る可能性をもっています。
ただし、器用なタイプではないため、人よりも時間はかかります。
その速度はまるで亀のようにゆっくりです。
しかし、そのマイペースにこつこつ積み重ねていくことこそが、貫索星にとっては大事なのです。
専門性を身に着けて、自営の道を歩み出す人もよく見かけます。
貫索星の有名人
石橋貴明(とんねるず)、又吉直樹(ピース)、山田洋次(映画監督)、井筒和幸(映画監督)、寺島しのぶ(女優)、中谷美紀(女優)、片岡愛之助(歌舞伎役者)、入江陵介(水泳)