算命学は60種類の干支から作られていて、その干支の中には異常干支と呼ばれるものが13種類あります。
宿命の中にこの異常干支があると、人とは違う異常性が表れ、人とは違う特殊な才能を手にする可能性があります。
それぞれ宿命の干支は3柱ですので、持っている人はそこまで多くありません。
しかし、異常干支を持っていない人でも、後天運ではどこかで異常干支が必ず回ってきます。
今回は後天運で回ってくる異常干支について解説します。
異常干支の種類
13種類の異常干支がこちらです。
異常干支
甲戌・乙亥・辛巳・壬午・丙戌・戊戌・丁亥・戊子・癸巳・己亥・庚子・辛亥・丁巳
宿命にある場合は、干支ごとの異常性の強さによって意味合いが変わるものの、後天運に回ってくる場合は異常性の違いや強さを気にする必要はありません。
ただ一点、回ってくる干支が通常干支なのか異常干支なのか、その違いだけをチェックしてください。
異常干支が年運で回ってくる
年運の運勢は全ての人に平等に同じ干支が回ってきます。
例えば、2021年なら「辛丑」の運勢が回ってきます。
つまり、異常干支が回ってくる年は、みんな等しく異常干支の運勢を一年間味わうことになります。
では異常干支が回ってくる年はどのような一年になるのか?
異常干支が回ってくる年は異常性が表れやすくなり、世の中が乱れたり落ち着かなかったり不安定な一年になりやすいのが特徴です。
ちなみにここ最近で異常干支が回ってきたのは2020年の「庚子」です。
みなさんもご存知の通り、2020年は世界中に新型コロナが蔓延して、人類が今まで味わったことないレベルに自粛を求められ活動が制限され、生き方も変えざる負えなくなりました。
まさに「異常な年」といえるのではないでしょうか。
ただし、気を付けてほしいのはそれが幸運か不運かは別です。
運勢の良し悪しは、個別の運勢を見て位相法や守護神法など様々な観点からチェックする必要があります。
実際に2020年も不景気で苦しんだ人もいれば、好景気に見舞われて大躍進を遂げた人もいました。
ただ一つ言えるのは、宿命に異常干支を持っている人の方が異常干支の運勢が回ってきても影響を受けにくく、その異常な運勢を受け入れやすいとはいえます。
異常干支が大運で回ってくる
大運は10年周期の運勢を表します。
その大運の10年周期の流れは宿命から読み取るので、人によって違いがあります。
そのため、大運では必ず異常干支が回るとは限りません。
もし大運で異常干支が回ってきた時は、その10年は年運の時と同じように異常性が表れやすくなります。
上手くいけば特殊な才能が目覚めて、世の中で異常性を発揮して際立つ人生を歩める可能性もあります。
さらに大運は、10年で終わらず連続で異常干支が回ってきた場合(20年以上に渡って異常干支の運勢が回ってくる)を変剋律と呼び、今までとは運勢の見方が変わります。
その異常干支が続く20年は大きく運勢が飛躍する可能性をもちます。
上昇する場合は想像をこえる大きな飛躍になります。
運勢から見れば、その大きく飛躍する状態もある種の異常性と考えられるでしょう。
異常干支が後天運で回ってきた場合は、特別な運勢が回ってきたと思って、ぜひ特殊な生き方にチャレンジしてみても面白いかもしれません。
特に宿命に異常干支がない人は、特殊性を発揮するチャンス到来の時ともいえるでしょう。
宿命の異常干支の意味はこちらの記事をご覧ください。
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