天中殺を宿命に持つ「宿命天中殺」。
その中でもかなり強烈なのが、宿命天中殺が一つではなく複数ある場合です。
それだけ運勢のハンデは大きくなり、普通の人生を歩むことが難しくなります。
複数の宿命天中殺をもつ命式をいくつか紹介します。
宿命二中殺
こちらは松田聖子さんの命式です。
命式の中に天中殺と同じ十二支があると、宿命天中殺が成立します。
松田聖子さんの命式を見ると、天中殺が「寅卯」で、年の十二支に「寅」、月の十二支に「卯」があります。
そのため、年支と月支が中殺されてしまい、生年天中殺と生月天中殺と呼ばれる宿命天中殺をもつ運勢になります。
この命式をもつ運勢を「宿命二中殺」と呼びます。
そもそも宿命天中殺というのは、宿命に持つ十二支を中殺するため、運勢の中に壊されている場所があり、それが「運勢のひずみ」を生み出します。
年の柱は「親」の場所です。
そのため、生年天中殺は親との縁が薄くなり、親に頼れない運勢を歩むことになります。
月の柱は「家系」の場所です。
そのため、生月天中殺は家系との縁が薄くなり、家系に頼れない運勢になりやすいでしょう。
松田聖子さんは両方の宿命天中殺をもつため、親も家系も頼れず、身内全般と縁が薄くなり、独立独歩の人生を歩まなければいけません。
わかりやすくいえば、頼れる人がいない孤独の状態です。
ただし、宿命二中殺は普通の人とは違う運勢を背負っているため、普通の人以上の大きな成功をつかめる可能性ももっています。
精神世界に救いがあり、学者や芸術や芸能などの世界は向いています。
まずは身内に頼らず、自立していくことが運勢を稼働させるためには必須です。
それによって、独自の世界を築き上げることができるようになり、大成する可能性が高まっていきます。
まとめ
宿命二中殺の人は、家系の雰囲気とは異なる生き方をする方が良く、身内から理解してもらいにくくなります。
松田聖子さんの場合も、親は公務員で芸能界に入ることは大反対だったみたいです。
しかし、ぞの反対に負けず自分の夢を貫きとおして、若くして福岡から東京に上京して成功をつかみました。
ぜひ宿命二中殺を持っている人は、身内の思いよりも自分自身の思いを優先して、大きく飛び立っていくことが大切です。
孤独になってから運勢が稼働して、本格的に人生がスタートします。
まずは自分の足で歩み出してみてください。