算命学は陽占と陰占に分かれ、陽占は主に性質を見ることができます。
陽占は10個の主星と12個の従星から成り立ち、主星を十大主星、従星を十二大従星と呼びます。
今回は十大主星の一つ司禄星について、説明していきましょう。
司禄星
司禄星は算命学のベースとなる五行では「土」にあたり、陰陽では陰の星にあたります。
まずは、司禄星の特徴となるキーワードを並べてみましょう。
「家」「裏」「地」「貯」「民」
司禄星のキーワード:「家」
司禄星は家庭的な面をもっています。
家庭をもつと家への思いはより強くなり、家庭を優先した生き方選択することもあるでしょう。
家を好む人も多く、行動範囲は狭くなりがちです。
人間関係も狭い関係性を大切にして、一つ一つ丁寧に付き合っていく方が向いています。
住まいや関係性も変化よりも継続を好み、落ち着く場所を見つけようとします。
家庭をもつことで、より幸福感や安定度が増す星です。
司禄星のキーワード:「裏」
目立つことをあまり好まず、裏方とし縁の下の力持ち的ポジションでいることを好みます。
「支える」がキーワードとなり、秘書のようなサポートやフォローすることは得意です。
控え目で謙虚な性格にもなりやすいため、地味目な生き方を好み、雰囲気も地味目になることがあります。
でもそれが、親しみやすさに繋がり、どんな環境にも違和感なく溶け込んでいけるはずです。
集団の中にいたら一歩下がって見守るタイプです。
司禄星のキーワード:「地」
地に足をつけるように安定を好みます。
それは、日々の生活の安定であったり、経済的な安定であったり、現実面で安定を手にすることが必要です。
もし安定が得られず経済的な不安が押し寄せてくると、途端に弱腰になり精神的な動揺が激しくなるでしょう。
自分のホームとなる「地」をもつことがスタートです。
それは、先ほど出てきた家も一つですし、収入減をちゃんと確保するための仕事もその一つです。
それらを得られることで、司禄星は伸び伸びとしてきて、本来の魅力も発揮できることでしょう。
地から山を作っていくには、時間をかけて積み重ねて行く必要があるように、積み重ね型タイプです。
階段を上っていくように一歩ずつ前進して、リスクの少ない堅実で確実なやり方が向いています。
心配性にもなりやすいでしょう。
司禄星のキーワード:「貯」
金運は良い方ではありませんが、一攫千金は向かず、貯蓄型で確実に財をつかんでいく星です。
人によっては節約が行き過ぎて、ケチになる場合もあるでしょう。
ただし、資格の勉強のように必要なことであれば、貯めたお金を一気に使うことができる大胆な面も持っています。
お金だけでなく物を溜め込む収集家的要素も持っています。
それ以外にも資料を止めたり、勉強のノートをまとめたり、地道にコツコツと積み重ねていくことは得意な方です。
人も集まってきやすいでしょう。
司禄星のキーワード:「民」
庶民的な性質をもち、フラットな付き合い方ができる人です。
仕事もセレブを相手にするよりも、一般大衆を相手にする方が向いています。
背伸びじて大きく見せるることやカッコつけた振る舞いは、長くは続きません。
できるだけ等身大の自分でいられるような、そんな環境づくりを心がけましょう。
分け隔てなく誰でも受け入れる寛容さを心がけると、人に恵まれる星になっていきます。
司禄星の有名人
萩本欽一、伊集院光、太田光(爆笑問題)、千原ジュニア(千原兄弟)、黒木瞳、大竹しのぶ、木村多江