算命学は陽占と陰占に分かれ、陽占は主に性質を見ることができます。
陽占は10個の主星と12個の従星から成り立ち、主星を十大主星、従星を十二大従星と呼びます。
今回は十二大従星の一つ天庫星について、説明していきましょう。
天庫星
天庫星は十二大従星の状態としては、お墓に入って土の中に埋まっている状態です。
それは、現生から離れ肉体がなく、墓の中で静かに安らぎを感じている状態ともいえます。
静かなマイペースな暮らしが合っています。
まずは、天庫星のキーワードをあげていきましょう。
「研」「耐」「寛」「古」
天庫星のキーワード:「研」
地中深くお墓に入っている状態から、深く探求していく能力が高まります。
凝り性な面をもつため、一度興味をもったら研究家のようにそのことに没頭してのめりこむことでしょう。
徹底的に打ち込んでマニアックになって、その世界のスペシャリスト的存在になることも可能です。
「興味がある」と感じたことを大切にして、深いところまで潜ってみましょう。
上手くいけば最初は趣味として興味をもっていたことが、仕事に繋がっていくことも十分考えられます。
天庫星のキーワード:「耐」
墓に眠っていることからも連想できるように、動かずいつまでもその場に居続けられる忍耐強さを持っています。
特に何かしら目的をもって頑張っている時は、それを達成するまでは最後まで諦めることはありません。
自分の殻に閉じこもって、頑固さを強めてしまい、周りの意見に耳を貸さずに独りよがりにならないようにだけ気を付けましょう。
天庫星のキーワード:「寛」
人には寛大で優しく自分には厳しいタイプです。
それは懐の深い人に思われることでしょう。
また、他人に干渉をせず、自分も干渉されるの嫌います。
それによって、マイペースな個人主義的な面を生み出し、その性質が周りからは冷たく思われることもあるでしょう。
特に恋愛では、愛情が伝わりにくく相手にはあなたの温かさをわかってもらえにくいので注意が必要です。
天庫星のキーワード:「古」
研究家のように深く探っていく性質があることも影響して、物事の原点へと戻っていく傾向があります。
それは、古いものを探り出し、歴史への興味をもつことになるでしょう。
考古学の世界も向いているため、まだ解き明かされていない歴史の謎を探求していくのも向いています。
流行のような新しい世界よりも、歴史のような古い世界に好奇心が湧きやすいでしょう。